【寄稿】⑥バーチャル組織の5年後の組織考察(バーチャル組織の実践課題)

ガバナンス
国際税務
2025.07.02
【寄稿】⑥バーチャル組織の5年後の組織考察(バーチャル組織の実践課題)
担当者
高野一弘

AsiaWise会計事務所の高野一弘(税理士)、山﨑耕平(公認会計士)、AsiaWise法律事務所の久保光太郎(弁護士)が寄稿した、月刊『国際税務』(2023年4月号)掲載コラム「バーチャル組織の5年後の組織考察」(連載第6回・最終回)が公開されました。

本稿では、バーチャル組織の将来的な進化を見据え、非拠点化と地産地消型ビジネスモデルの融合に伴う組織設計、税務、ロイヤルティ、コスト配賦、そしてグローバル・ガバナンスの課題を多角的に分析しています。バーチャル化の深化がもたらす制度面・実務面の変革とリスク管理の在り方について、次世代の企業運営に不可欠な視座を提供しています。

特に注目したいポイント

とくに以下の点に関心のある企業様には、ぜひご一読いただきたい内容です:

  • 部門別から機能別へ──「アジャイル」型のグローバル組織設計の実践的構想
  • 製造・物流拠点の機能分化と、間接部門のバーチャル化加速への対応
  • 非拠点化バーチャル組織下でのコスト配賦・報酬請求メカニズム設計と移転価格課題
  • ロイヤルティの徴収拡大による税務・外為規制・契約実務上の注意点
  • 地産地消モデル下でのグループガバナンスの再設計とKRI(重要リスク指標)の導入

これからの国際的な事業運営において、「どこで誰が機能を担うのか」という問いに直面する企業にとって、制度・実務両面からのヒントに富んだ内容です。バーチャル組織構築を計画中、または進行中の企業様にとって、グローバル体制構築とガバナンス強化の羅針盤としてご活用ください。

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担当者情報
代表税理士 高野一弘

高野一弘

AsiaWise会計事務所 代表税理士

ASG監査法人(現・太陽有限責任監査法人)、PwC税理士法人、株式会社LIXIL(税務部門責任者)において、多様な税務・財務課題への対応に関する豊富な実務経験を積んできました。
特に、事業戦略と整合した税務ストラクチャーの構築、クロスボーダー取引に伴う税務リスクの評価および低減施策の実践、税務調査対応において高い専門性を有しています。
企業の実態を踏まえた、実効性の高い国際税務ソリューションの提供を強みとしています。