ご相談背景
数多くの海外子会社・拠点を有している大手企業において、各国当局によるコンプライアンス違反に対する規制強化、事業の多角化等の環境下、グループレベルでのコンプライアンスポリシーの策定を検討されておられました。特に贈収賄に関するリスクは高く、そのグループポリシーの策定とその導入において、外部の専門家の支援を検討されていました。
実際に対応した内容
グループ全体の贈収賄防止の指針となるグローバルポリシー(GP)の制定から、その各拠点への展開、GPに沿った各拠点エンティティポリシー(EP)の制定・施行、贈収賄リスク評価・分析、リスク低減に向けた具体的施策の提案、今後のGP/EP推進における課題の整理・対応策の提案等において支援を実施いたしました。
GP/EPの実効的な施策のため、各拠点管理者の理解を得られるよう各方面への説明会を実施し、また、実効的なリスク評価を通じて識別されたリスクに対しては他分野の施策との重複・屋上屋を避けながら効率的な低減策を実施できるよう支援いたしました。
対応成果
上記支援を通して、贈収賄防止の基本的指針が制定され、リスクを含めた現状把握と高リスク部門・活動に対する効果的な対策を実施、結果的に贈収賄に関する全社的なグループガバナンスが向上しました。
今後の展望とまとめ
事例のように、国内外に多くの子会社・拠点を有する企業にとって、グループ全社的に有効なガバナンス体制を実現させるためには、適切な指針決定と各拠点への浸透、それらにそった具体的な施策の実行が不可欠となります。
弊所では、会計税務・ガバナンス・リスク管理・コンプライアンス等において国内外での支援実績が豊富な専門家がお客様を伴走型で支援いたします。